深澤先生のブログ「夢に向かって#4」を更新しました!

2019年07月17日(水)

2019年も半分が過ぎてしまいました。早いですね(汗)学生の皆さんは、入學してから3か月が経ったわけですが、今の心境や考えはどうですか?当初の夢に向かって走り出せていますか?

この題目のように「夢に向かって」突き進むことは、とても大切なことだと思うし必要なことだと私は思っています。しかし、自分が目指している夢が変わっても良いとも思っています。もちろん方向性が一致している中での変化は、変わったというよりも目指す過程の中で、現時点を確認・認識して「今やるべきこと」を明確にして実践していることなので、これは本来の夢に向かってということになります。

夢が変わるというのは、やはり現状の自分を評価・認識して当初立てた夢より、もうひとつの夢の方が現実的だと考えたからではないでしょうか?人間に絶対はありません。完璧もありません。それなら、今の自分をしっかり見つめて本当の想いや気持ちに素直に行動しても良いのでは?と考えています。

但し、これはあくまでもきちんと自分を見つめて、環境や状況に適応していく中で最善の選択をしていくということです。自分の思い付きで夢を設定して、やってみたけど思っていたのと違うとかつまらなかったというような理由だけで変えるということではありません。夢はそんな簡単に手に入るものではないのです。

私の子供の頃の夢は、何故か「甲子園のマウンドに立つ」ということでした。小学3年から始めた野球にどっぷり浸かり始め、夏の高校野球甲子園大会を見ているうちに「あのマウンドで投げてみたい」という想いから出たものだったと記憶しています。小学校の卒業文集で同級生たちが「プロ野球選手になりたい」「パイロットになりたい」「CAさんになりたい」というような夢の中で、私一人が直近の夢を立てていたように思います。(笑)

それが中学生になるとより具体化し始めて、甲子園に出るための進学先を考え、さらには職業としても「甲子園」を切り離すことが考えられず、将来は「高校の体育の先生」になって高校野球の監督をやりたいという夢に変化していきました。その結果、甲子園に出る学校選びから「体育学部のある大学への進学」に目標を切り替え、その大学に進むための高校選びに変わりました。

しかし、高校では甲子園には出れず、当初考えていた大学進学も野球をプレーすることを優先してしまったことで、体育学部のない大学に進学することになったのです。この頃、高校の先生になって野球部の監督になるという夢は諦めていない一方で、野球選手としての自分の将来性を考えるようにもなりました。無理とはわかっていても「プロ野球の選手」にチャレンジしたいという気持ちも出てきてしまっていたのです。

その中で過ごした大学四年間は、挫折も苦しみも味わいながら喜びも得ることができましたが、結果として甲子園にも行けず高校教員の資格も得られずプロ野球の選手にもなれず、子供の頃に描いていた夢は何一つ叶わなかったのです。(泣)それでも、野球に携わる仕事がしたいという想いだけは残っており、色々模索していく中で「トレーナー」という職業に行きつきました。

ここからが私の夢への再スタートです。野球の経験を活かし、野球に関わる仕事をするということで、最終目標は「プロ野球のトレーナー」になることが明確になったのです。そのために今やるべきことに対して努力する時間は惜しみませんでした。そしてこの夢を持って走り始めてから8年後に、とうとう「プロ野球のトレーナー」になるという夢を手にすることができました。

また、ちょっと違うけどプロ野球の世界に入れたことで、子供の頃の夢であった「甲子園のマウンドに立つ」ということが打撃練習中の打撃投手として叶えることができたのです。(笑)そして、高校の教員にはなれなかったものの東洋医学の資格とトレーナーのライセンスを活かし、専門学校での非常勤講師という立場で教職の夢も叶えられたのです。(笑)

プロ野球のトレーナーになるという夢を達成しましたが、私は欲張りなので次は「メジャーリーグのトレーナーになる」という夢を追いかけ始め、これもまた8年後に手に入れることができたのです。自分の夢はおおよそ達成できたので、今は若い世代の人たちが色々なところに羽ばたいていけるような環境を作るということを夢に日々悪戦苦闘していますが、これも努力し続ければいつの日か手に入れられると信じています。

そして今、叶えられなかった夢のひとつとして、監督という立場ではなくトレーナーという立場で母校の野球部で指導することができています。これもトレーニング指導だけでなく「東洋医学」のライセンスを取得したことで、成長期である高校生たちの健康面をフィジカルとメディカルの両面から診ることができていて、故障を減らし選手たちの能力を高めていくお手伝いができています。

その先にある夢は「甲子園出場」「全国制覇」ということになるでしょう!
  • 個別見学