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深澤先生ブログ「あしたのために#8」を更新しました




つまりは、通常の軽擦よりも圧を加えて行う軽擦ということになります。応用編(強擦)の軽擦では、ただ表面を擦るのではなく圧を加えながら擦るということです。また部位や状態によって施術する手のどの部分を使うか?ということも効率を高める上で大切なことです。基本軽擦では手のひらから若干指の第三関節あたりまでを当てるようにして擦りますが、指全体を当てて圧を加えたり手根を押し当てて圧を加えながら軽擦したりします。
軽擦のテクニックで重要なことは「擦る方向」を意識することです。擦ると一言で言っても擦る範囲の行き帰りをずっと擦るのとは違います。それではただ摩擦的にその部分だけが暖かくなるだけで、治療効果を期待できる手技にはなりません。スポーツマッサージの効果を出させるためにも重要なポイントとして、軽擦の考えと同様に「血液循環を高める」という基本概念が大切です
ですから、軽擦でもその方向を意識するために「求心性」ということを常に頭に入れて対応しなくてはならないのです。我々が行うスポーツマッサージは、リラクゼーションでもエステでもありません。コンディションを整える、改善させる、痛みを軽減させる、機能的効率を高める、などと言った目的に対して行う手技であることを絶対に忘れないでください。
そのためには、順番や順序、方向ということも大変重要な要素なのです。また、軽擦を利用してさらに圧を加えていくならば母指の面を使っていきます。
特に下腿三頭筋(ふくらはぎ)や前腕屈筋群などでは、母指の面で圧を加えながら求心性に軽擦を行うことで循環を向上させ、筋の弛緩にも役立ちます。このあたりはエステやリラクゼーションなどで取り入れているオイルマッサージの手技などでよく使われていると思います。我々も時折状態や状況によってはオイルを使用することもありますが、基本的にはタルクやベビーパウダーを使って摩擦を減らしながら圧を加えた軽擦を行います。
特に下腿三頭筋(ふくらはぎ)や前腕屈筋群などでは、母指の面で圧を加えながら求心性に軽擦を行うことで循環を向上させ、筋の弛緩にも役立ちます。このあたりはエステやリラクゼーションなどで取り入れているオイルマッサージの手技などでよく使われていると思います。我々も時折状態や状況によってはオイルを使用することもありますが、基本的にはタルクやベビーパウダーを使って摩擦を減らしながら圧を加えた軽擦を行います。
このように「軽擦」の手技では基本の擦るということからちょっと応用して、自分の手の色々な部分を使って圧を加えながら狙った部位を狙う方向に軽擦していきましょう!そしてこの手技のテンポとリズムを作りながら施術を受けてくれている人に安心感と心地よさを与えられるよう、行き道は圧を加えながら流し、戻りは皮膚に触れるか触れないかくらいのところで素早く戻してまた圧を加えた、行き道に向かってください。
スポーツマッサージでは、どの手技でもテンポとリズムが大切です。予め立てたプランニングに沿って、アプローチする部位と方向を意識しながら的確に正確にタッチしていくことがとても大事です。自分自身が施術を受けるとしたらテンポとリズムが良い手技と悪い手技ではどちらが受けたくなるか?を考えたら答えは簡単だと思います。テンポとリズムが悪いと受けている人にとっては「何がしたいのか?」「この人大丈夫?」というようなネガティブな印象しか持たれません。