湘南医療福祉専門学校

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深沢先生ブログ「しなやかに!#4」を更新しました

私自身、トレーナーとして東洋医学の施術者として日々成長ということをテーマに掲げて、もう35年という月日が流れてしまいました。私たちの仕事は、人様のためにできることに取り組んでいく仕事ですから「もうこれで良い」というゴールはありません。だからどんなに年数を積んで経験をしてきても、常に「今よりもっと良いもの」の追求を怠ることはできないのです。


知識として必要な医学的な内容も、常にアップデートしなくてはなりませんし、その知識を活かすための技術の向上も追及していかなくてはならないのです。本当に大変な仕事だとは思いますが、それでも人様のお役に立てた時はその苦労も喜びに変えられる素晴らしい仕事だとも思います。そういう道で生きていくことを自分で選択したのですから、泣き言を言う前にちょっとでも成長する努力を継続すべきですね。

なぜこのようなことを書かせてもらったのか?と言うと、私がヤクルトスワローズに在籍していた時に「故野村克也」監督から色々な教えを受けてきました。もちろん野村監督は選手に対しての指導をしますが、その言葉を発する時に私自身もその言葉の内容や意味を理解してトレーナーという立場に置き換えて活用させてもらおうと考え行動してきたのです。

選手に対しての指導ですから当然野球に関しての話にはなりますが、それでも実は野球の専門的なアドバイスや教えではなく「人としてどうあるべきか」「取り組むための物事の考え方」などのお話がほとんどなのです。だから私はトレーナーという立場であっても、野村監督の言葉を自分の仕事に置き換えながらどう向き合ってどう進んでいくか?ということを常に考えられる環境にいることができたのです。

直接ではないにしても、野村監督からの教えが今の私の支えになっていることは間違いありません。私は現在トレーナーであり施術者であり、また会社の代表として経営者でもあります。術者としての現場での仕事だけでなく経営者として社員の生活も守らなくてはならない状況ですから、常に現状の把握や軌道修正、適切な判断などが求められます。そしてそれを結果として出し続けていかなくてはならないのです。

このような状況の中でいつも「野村監督ならどう考えるだろうか?」ということを考えています。おこがましいとは思いますが。。。それは過去に教えていただいたことを思い出しながらになってしまうので、最近もう一度野村監督の著書を見直して忘れていたことを思い出し、さらに当時の状況で受けた感覚と現在の感覚の違いも知りながら復習していきたいと思い実践しています。

ご存じの方もいるかとは思いますが、野村監督は生前多くの著書を出されています。その執筆された内容のほとんどは、野球というものが主でありながらも「人としてどうあるべきか?」「どのように考えどのように行動するべきか?」ということを、その状況・環境にあった言いまわしで書かれています。野球に興味のない方でも、日常に置き換えて読むことができるので、楽しむことはできるのではないでしょうか?

これらの書籍の他に、実際に現場で頂いたお言葉の中で私自身が忘れることなく、今でも自らを戒めるために頭にとどめていることばがいくつかありますので、少し紹介したいと思います。

「一に準備、二に準備」

この言葉通り、とにかく「備えることの大切さ」を忘れずに活動しています。トレーナーや施術者としても、仕事をするために必要なこと全てを準備して実務に入るということです。仕事で必要な道具を揃えておく整えておく、患者さんや選手の情報をインプットしておく、仕事を円滑に進めるために環境を確保して整備しておく、このようなことをしっかりとできると実際の業務では非常に効率よくスムーズに仕事ができます。またこの準備ができているからこそ、患者さんや選手たちとの信頼関係も築けるのです。


私がアメリカに渡った時も、言葉の壁は多く高くありましたが、やるべきことはわかっているので、そのための準備を整えておいて業務を遂行したことにより、メディカル・フィジカルスタッフたちや選手たちからの信頼を勝ち取ることができましたし、仕事の効果を発揮させて選手のパフォーマンスを上げたことで勝利に貢献できたと思います。

「分に生きろ」

これは、自分の立場をわきまえろ!認識しろ!その中で最大の努力をしろ!ということです。冒頭に書かせていただいたように、どれだけの経験を積んでも年数を経ても常に感謝の思いを忘れず、自身を成長させる努力をしていくことが大切であるということです。自分の身の丈をわきまえず、それ以上の働きをしようとしても力量以上のものを発揮させることはできず、結果が伴わなくなります。今現在の自分の立ち位置を認識することで、今やれることを精一杯行い努力を継続して少しずつ身の丈を上げていくことが必要なのです。

「正しい努力をしなさい」

皆さんも過去に努力してきたことがあると思います。しかしその努力は本当に正しい方法だったのでしょうか?自分で考え取り組んできたことが結果として成功を収めたのなら、それは正しい努力だったのだと思います。しかし、人間「努力」はしていてもその大半は自己満足になっていることが多いものです。勉強で言えば「これを覚えておきなさい」と言われたものに対して、しっかり暗記して覚えられたと思っていたことが、いざ本当に必要な場面で出てこなかったということがあるのではないでしょうか?私自身も学生時代に良く経験したことです。つまりこれは暗記して覚えられたという自己満足であり、本当に必要な場面で使うことができなかったという無駄な努力の結果でしかないのです。

本当に覚えるというのは、どのような場面でもすぐに結果を出せるように身に付けるということなのです。つまり身に付けるための努力としては「暗記」だけでは正しくないということです。常に疑問を持って追求・探求して意味や根拠を理解できて初めて身に付くわけですから、正しい努力というのはそのような探求心から理解していくという方法なのです。

このようなことを、野村監督から学び今もその教えを活かしながら活動しています。まだまだできていないことも多くありますが、この東洋医学の中で生きていく以上これらの教えを忘れずに常にもっともっと学びながら進んでいこうと思っています。皆さんも是非一度野村監督の著書を読んでみてください。

 




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