湘南医療福祉専門学校

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深澤先生のブログ「Vital energy flow#2」を更新しました

深澤先生のブログ「Vital energy flow#2」を更新しました

皆さん、最近はどのようにお過ごしでしょうか?世の中は世界的に「新型コロナウイルス」の影響で、経済的にも生命的にも相変わらず危機の状況が続いています。安部総理からの緊急事態宣言が発令されたことで、私たちも通常の活動ができず非常に辛い毎日を送っています。


しかし、そういう状況だからこそ「今できること」もあるのです。我々のような東洋医学の従事者にとって、患者さんと今まで通りに接することは困難でも、リモートを代表とするオンラインを利用して患者さんたちの健康増進のお手伝いや、健康に関する相談なども行える世の中になっていることも事実です。


この題名でもある「Vital Energy Flow」の考えのように、今の世の中の流れに逆らわず進んだり悪い流れを断ち切ったりすることが重要なポイントであると思います。「流れ」って、本当に面白いと思います。流れには「良い流れ」も「悪い流れ」も存在します。そのどちらの流れを自分に持ってくるのか?自然の摂理でもありますから、逆らえないことの方が多いかもしれません。


でも、私が思うに「流れは自分の考えや行動で変えられる」と思います。「結果」というところまで結び付けるのは難しいですが、過程においての流れは変えられると思います。私が今までの人生で経験してきた中で、流れが変わった瞬間というものが幾度かありました。また他人においても流れが変わった瞬間を見てきたこともあります。私が大好きな「野球」の中で見てきたこと、経験してきたことをちょっとご紹介させていただきます。


私が一番「流れの怖さ」を感じたのは1979816日に甲子園球場で行われた、全国高等学校野球選手権3回戦の箕島高校(和歌山)対星稜高校(石川)の試合です。私がまだ高校2年生の時でした。両者譲らぬ1-1の接戦のまま試合は延長戦へ突入。延長12回表に箕島高校の失策が絡み2-1と勝ち越して、まだまだ押せ押せの状況の中で今度は星稜高校の攻撃ミスが出てしまい、結局2-1のまま延長12回裏へ。


すると開き直った箕島高校の選手が2アウト絶対絶命のピンチを切り抜ける同点ホームランを放ち2-2でさらに延長へ。16回表、星稜高校が死球と安打を絡めようやく3-2と再び勝ち越す。そして16回裏に進むと箕島高校の攻撃は簡単に2アウト、最後の打者の打球は一塁側ファウルゾーンに上がった平凡なフライ。


テレビ観戦していた私も、球場で応援していた人たちもおそらくその誰もが3-2で星稜高校の勝利を確信したと思います。しかし、ここでその「流れ」を変えるまさかの出来事が起きたのです。星稜高校の一塁手はファウルゾーンに飛んだ打球を追い、捕球態勢に入り後は打球を捕るだけの状態でした。しかし、ありえないことにそのファウルゾーンにその年から新たに敷き詰められていた人工芝の変わり目にスパイクが引っ掛かり、捕球寸前で転倒してしまったのです。

結果的にアウトではなく、ファウルになっただけで打者は打ち直すことができる状況に変わると、一度アウトを覚悟した箕島高校の打者は次のボールを強振すると打球は無情にも左中間スタンドに飛び込むホームランとなり再び3-3の同点。そして当時延長戦の最長となる18回に進み、18回表の星稜高校の攻撃を0に抑えると、延長戦に入ってから劣勢を堪え続けてきた箕島高校の気迫に押されたのか?疲労の見えた星稜高校の投手から2つの四球を選び1アウト1・2塁からタイムリーヒットが飛び出し、3-4で簑島高校がサヨナラ勝ちしたのです。

この試合を見た人たちは誰もこの結果を信じられなかったと思います。しかし、現実に二転三転と試合の流れは変わりその悪い流れに何度も耐えながら、良い流れを引き寄せた箕島高校に軍配が上がったのです。野球というスポーツは基本的に団体競技ですから、一人だけの考えや力ではなかなか良い結果は出せません。でもなぜ箕島高校は耐え忍んで最後に流れを引き寄せられたのでしょうか?

いくつかのポイントがあります。延長で最初に勝ち越した星稜高校ですが、その後の攻撃でバントミスをして追加点を挙げることができなかったことが先ず最初のポイントです。やるべきことをきちんと実行さえしていれば、おそらくもう1点追加して3-1で最後の守備につくことができたはずです。またもう1点の追加ができなかったとしても、送りバントをしっかりと決めて次の打者の結果次第という状況を作れていれば、最後の守備で星稜ナインは安心して心にゆとりを持って守ることができるので、おそらく2-1で勝利することができたでしょう。


しかし、勝ち越し後の攻撃でミスが出て「しまった」という意識を持ったまま最後の守備に就いたことで「大丈夫かな?」という不安感が芽生えてしまうものです。攻撃でミスが出たことで守備でミスしてはいけないというネガティブな発想になってしまったのだと思います。そんな心理を箕島高校の選手は「負けて元々、最後は思い切りプレーするだけ」という良い意味での開き直りがポジティブな発想を生み、積極的な攻撃をすることができた結果で同点ホームランというものが飛び出したのだと思います。

次の勝ち越しができた星稜高校ですが、勝利目前で捕球寸前にまさかの転倒が起こりまたまた同点ホームランが飛び出しました。これもそこまでのネガティブな感覚を引きずったままプレーしていた星稜ナインにとって、2アウトから打ち上げられたファウルフライを見た瞬間に誰もが「勝った」「やっと終わった」という緊張の糸を切ってしまう行為をしてしまったのでしょう。厳しいことを言えば一塁手の転倒は必然です。試合前や試合中でも自分のポジションだけでなく、グランド状態や環境、風向きなど細々とチェックしてプレーしなくてはなりません。特に延長に入ったということはグランドの環境自体も悪化しやすくなります。


この辺りの土が弱っている?とかフェンスの周りの状況や環境はどうなっている?などのチェックを怠ったり、ファウルゾーンに飛んだ打球に対して誰が捕りにいき誰がバックアップするのか?ということの連携も忘れ「勝った」「終わった」という安心感だけを先に出してしまったことで生まれたミスです。そうなれば当然「流れ」は相手に向かいます。

つまり「流れをつかむ」「流れを変える」ということは、やるべきことをしっかり行う。ということが重要なポイントになるということです。人間ですからミスもします。ミスが出る出ないということではなく、やらなくてはならないこと当たり前のことをできるように最大限の努力をするということなのです。星稜高校が勝ちきれなかったのは、やらなくてはならないことをやらずに試合を進めてしまったということなのです。


これを現在の「新型コロナウイルス問題」に置き換えてみれば、今現在やるべきことは政府や医療関係各所から発信されている「3密」を徹底していくということです。これができれば終息に向かえる流れをつかめます。我々東洋医学の従事者は、こういう考えや行動を多くの人々に伝えて実践していく義務があると私は思います。みんなで力を合わせて一日も早く平穏な生活に向かえるよう行動していきましょう!


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