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湘南医療福祉専門学校

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深澤先生のブログ「夢に向かって#2」を更新しました!

日本のプロ野球が開幕して一か月が経ちました。昨年末は日本球界には珍しく、FA(フリーエージェント)やトレードが活発に行われ球界の構図も大きく変化しました。そんな中で始まった2019年のペナントレースは、どのような結果が出るのか?今から楽しみで仕方ありません。

プロ野球が開幕して一か月経ったということは、新入生の皆さんが入学して一か月が経ったということです。当たり前ですが。。。ただ、ここでも新入生の皆さんが一年・二年・三年と過ぎて行き、最終的にどう旅立って行くのか?ということも私の楽しみの一つでもあります。

先日、私は湘南医療福祉専門学校のオープンキャンパスのお手伝いさせていただきました。と同時に在校生の皆さんに対しても「東洋医学の有資格者がスポーツの現場で働く」というテーマで特別講演も開かせていただきました。

そこに集まってくれた将来の期待の星たちは皆、目を輝かせてくれていたことを嬉しく思いましたよ!しかし、鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧師のライセンスを持ってスポーツの現場で働くということをイメージできている人はまだまだ少ないかと思います。どちらかというと、このような東洋医学のライセンスを取得したあとは、治療院で働くか開業して働くかということを考えている人の方が多いのではないかと思われます。

今現在、私たちの治療院で働いてくれている若いスタッフたちも大半は将来の独立を考えています。ただ私の経歴上、他の治療院と比べれば将来はスポーツのチームで働きたいと考えているスタッフも多いと思います。

先日の特別講演でもお話させてもらいましたが、今の日本のスポーツの現場でいわゆる「トレーナー」という役職で働いている人のほとんどが「鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧師」のライセンスを持っている人たちです。中には「日本体育協会認定アスレティックトレーナー」や「柔道整復師」また「米国NATAのATC」といった人たちもいます。

しかし、主力になって活躍している人たちは「鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧師」なのです。トレーナーという名称で判断してしまうと、イメージできないかもしれませんよね。でも実情は東洋医学のライセンス保持者が、スポーツを勉強してトレーナーの役割も担いながら選手たちのコンディションを整えパフォーマンスを発揮させるサポートを行っているのです。

トレーナーという仕事は、本来選手を作り上げていく仕事であり西洋医学が主となってスポーツ医学的な観点から予防医学や体力・筋力強化等として始められたようですが、日本では、その予防医学だけでなく早期回復や体調維持を目的として東洋医学の知識・技術を提供しています。

私が実際にロサンゼルスドジャースで、アシスタントトレーナーとして活動させていただいていた時でも、米国のトレーナーたちは予防や強化と応急処置という分野で活動していましたが、私はさらにコンディション維持や回復という分野を任され活動していました。その当時でも、私が加わる前の段階では選手登録40名の中でメジャーのベンチ入り投手15名のうち約半数の6~7名は、肩や肘の障害を訴えていました。

こういった選手たちに対して米国のドクター・トレーナーたちは、外傷・障害に対しての対処療法や再発予防のための措置・強化ということをメインに活動していましたが、シーズン中に状態が悪化して登録抹消されたり手術を受けるというケースが多くあったようです。

しかし、私がチームに加入し東洋医学を駆使したメンテナンスやコンディショニングを行うようになって一年間で肩や肘の障害を訴える選手が激減し、またシーズン中の不慮のアクシデントで離脱しても早期復帰できる選手が増えたという結果を残すことができたのです。もちろん、私一人の力ではありません。私の役割と米国のドクター・トレーナーたちの役割が融合して、より効果的に効率的に稼働した結果だということです。

私自身、目に見えて実感できたことは当時のエースピッチャーだったケビン・ブラウンというスーパースターが私のドジャース一年目ではシーズン中に複数回、肘の痛みと腰の痛みを訴えて登録抹消されシーズン後半で肘と腰の手術を受けていました、その年の成績は10勝程度の勝ち星しか残せず、チームも地区3位という散々な結果でしたが、翌年からケビン・ブラウンのメンテナンスやコンディショニングを任せていただき、一年間故障による離脱もなくなり2004年のシーズンでは16
勝で防御率が1点台という驚異的な結果を残してくれて、チームも地区優勝を果たしました。

そのケビン・ブラウンに施してきたことが「鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧」なのです。手術を受けた部位の回復、全身の疲労回復のためにスポーツマッサージで解し、全身の血流を良くして回復を促進させ、状態の悪い時には鍼治療で根本を改善させて、コンディションが整ったところで、筋力の強化を行うことを一年間のルーティンとして行ってきた結果が出せたということなのです。

これは、私の自慢をしたいということではなく、東洋医学がスポーツの現場でも有効利用できるということが言いたいのです。自分自身はグランドでパフォーマンスできませんが、自分が選手に取り組んできたことの結果を選手がグランドで表現してくれるという部分では、計り知れない嬉しさを体験できる仕事だと思います。そして、シーズンの最後に選手から「今年一年ありがとう!来年も頼むぞ!」と言ってもらえる瞬間は、それまでの苦労など全て吹き飛び感動的な喜びという報酬を得られる瞬間でもあります。

今まで東洋医学とスポーツの結びつきを実感できなかったかもしれませんが、こんな世界もあるんだということを知ってもらえると嬉しく思います。皆さんもスポーツの世界で働くという夢に向かってみてはいかがでしょうか!


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