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2023.09.24

深澤ブログ

深澤英之トレーナーお悩み解決サロン#6

皆さん、こんにちは!ルートヴィガーの深澤です。早いものでもう9月です。新入生の皆さんは入学からもうすぐ半年になり3年生の皆さんは国家試験が迫ってくる状況ですね。2年生の皆さんは、色々なことを覚え自信になることやまだまだ不安になることがあると思いますが、3年生になる準備としてとても大事な時期です。まだまだ暑さが残る日々が続いていますが、しっかり栄養補給して睡眠をとって勉学に勤しんでください!

さて、それでは今月のQ&Aに入りたいと思います。

Q:専門学校で学ぶ勉強の中で、特に現場で役立つ勉強は何ですか?

A:基本的に専門学校で学ぶことの全てが重要です。特にというものはなく全て大事です。なぜならば、我々の仕事は人様の体に触れたり人様の不調を改善していくために全力を尽くす仕事ですから、生半可な知識や技術で仕事が成り立つほど甘くはないからです。現場は常にそのような状況に対応する実戦の場です。その実戦での対応力が多ければ多いほど、高ければ高いほど、結果に結びつけやすくなるわけです。そのためにはどの科目に絞って勉強するよりは、全ての科目をしっかり頭に体に叩き込んでおくことが必要ですね!

ただ、現場で仕事をしていく中では常に最初に考えなくてはならないことが解剖学であり生理学です。これらは我々の仕事にとって切り離すことのできない科目です。ここから考え東洋医学的に対応したり、時には西洋医学的なものの見方で対応したりします。ですから、学科としては全て重要ですが我々の治療に対する考え方や対応の仕方のための順番としては、解剖学・生理学が先ず最初の段階ということになると私は考えます。

Q;治療院の勉強会はどれくらいの頻度で開催されますか?どのような内容が多いですか?

A:ルートヴィガーの考え方は、基本的に勉強会を取り入れていません。皆さんにとっては厳しいと受け取られてしまうかもしれませんが、治療院(会社)は学校ではありません。治療院(会社)の存在意義は、不調を訴える人たちをなんとか改善する。元気のない人を元気にする。世の中を元気にする。ということです。ルートヴィガーの会社理念は「一人でも多くの人を、私たちの言葉と献身的な行動で、活気・活力ある日常を提供し、たくさんの笑顔を作ることに貢献する」ということなので、そのためには常に実戦でその実戦の中から出た結果に対して疑問を持ち過程を振り返り、次の結果に対する準備を整えるということを意識して業務にあたっています。この実戦の場が一番の勉強会なのです。

私自身、学生の頃にいくつかの勉強会や講習に出席したことがあります。しかし、どの勉強会も講習も実戦を想定したものではなく知識として得るものばかりでした。結果的に勉強会で得た知識は、専門学校で学んできたことばかりだと気づいたのです。そのような経緯から、私は治療院(会社)において勉強会を開催する意味はないと考えています。勉強会を開催して得る知識や経験よりも、実戦の場で実際に体験した知識と経験の方が何十倍・何百倍も役に立ちます。そしてそれを忘れることはありません。これらをたくさん経験することで、自分の引き出しが多くなるのです。

引き出しが多くなればなるほど、対応力が高くなり解決法が多くなるわけです。その方が自分にとっても患者さんにとっても良いですよね!このような考え方で取り組んでいるので、ルートヴィガーでは、勉強会という概念はなく日々勉強の精神で活動しています。但し、その日に体験したことの中で、わからなかったこと、できなかったこと、うまくいかなかったこと、できたこと等を体験した本人が直ぐに治療院(会社)の先輩や同僚に意見を求めお互いを切磋琢磨しています。自分自身が「知りたい」と思ったことを聞く方が本当に身に付きますから!

私の考えは「何事にも根拠が存在するから、自分が行うこと自体も何故そうするのか?を考え、実行して出た結果から、良くも悪くもなぜそうなったのか?という振り返りを大事にして根拠を持たせる」ということを一番にしています。これが一番成長できる要素ですし、自分の成長によってたくさんの人の役に立てるわけです。これは勉強会では身に付かないことです。ちょっとズレますが、私がたまに開催させていただいている学生さん対象のセミナーは、これらを基本線にした実戦形式のセミナーを展開しています。それもこれらの経験と体験から学生さんたちに必要な要素として考え展開させてもらっているのです。

勉強会より、実戦の場で得られることは多く、本当の自分の力になります。同じ勉強するなら本物の力になる勉強(体験)の方が良いと思いませんか?私はそう思います。唯一年に1~2回ほど研修は行います。その研修の内容は「人として」のマナー・礼儀等の社会人として必要なことを身に付けるための研修です。皆さんが、就職後も勉強したい気持ちは理解できます。しかし、自己満足のための勉強より本当の力になる経験・体験を選んでくれることを願います。