深澤先生のブログ「Hand of god #5」

2017年08月09日(水)

<深澤英之 先生>
城西大学野球部、女子駅伝部、陸上部トレーナー
ヤクルトスワローズ(現 東京ヤクルトスワローズ)一軍トレーナー兼リハビリ担当
ヤクルトスワローズ(現 東京ヤクルトスワローズ)二軍トレーナー、二軍トレーニングコーチ
ヤクルトスワローズ(現 東京ヤクルトスワローズ)一軍トレーナー兼リハビリ担当
ロサンゼルスドジャースアシスタントトレーナー
株式会社ルートヴィガー設立(広尾店、銀座店)
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暑い熱い夏がやってきました!夏といえば「高校野球」「甲子園」・・・野球好きにはたまらない季節です!
特に私の場合、プロ野球よりも高校野球が好きです。ぶっちゃけてしまうと、これが本音です。

このままいくと、高校野球の話で終わってしまうので今回は早めにストップをかけて、本題に入ろうかと思います。
(私も少しは成長したようです)

前回までは、野球というスポーツ特性からみて「肩・肘の障害」にスポットを当ててみました。
今回は野球だけに限らず、多くのスポーツでも日常生活でも発生しやすい「腰痛」をテーマにしてみようと思います。

腰痛といっても、その原因は様々です。腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄、分離症、すべり症などの器質的な障害であったり、筋・筋膜性腰痛や疲労性腰痛、慢性腰痛などと言われるような機能的な障害であったりします。

野球選手の場合、根本的には機能的な障害が多くみられますが、微小なストレスが続き圧迫されている状態で回旋の動作が加わることで「腰椎椎間板ヘルニア」を発症するケースも少なくありません。

また幼少期から成長期にかけて、特に過剰なストレスが加わるケースが多いので、結果的に「疲労骨折」として捉えられる「腰椎分離症」も非常に多くみられます。
実は私も高校2年生の秋頃の練習中に激痛が走り、その場でうずくまってしまい動けなくなったという経験があります。

その時は、痛みに耐えながら練習や試合を行っていましたが、なかなか痛みが落ち着かず2~3か月経って練習休みの日に病院でチェックしてもらったところ「腰椎分離症」という診断を受けたということがありました。

幸い痛みがありながらもプレーすることはできましたが「分離症」による腰痛は、その後大学3年生まで続き痛みを感じないでプレーできたのは大学4年の時だけでした。
ヘルニアや分離症などになってしまっても、プレーできるだけ良いほうなのだと思います。しかし、その影響で慢性腰痛や筋膜性腰痛を発症しやすいとも思います。

さて、そこで今回の「腰痛」に対するアプローチを考えてみましょう!腰痛が発生する原因は様々ですが、大半の場合「殿筋を含む下肢の疲労」「腹圧の低下」「左右下肢長・周径囲のアンバランス」「拮抗筋のアンバランス」等が挙げられます。そこに動作の特性等が加わり痛みを誘発しやすくなります。

最終的には筋バランスを整え、姿勢維持筋を強化することが必要ですが、その前の対処として「鍼灸治療」が非常に効果的であると思われます。
筋緊張が強く出現する殿筋やハムストリングスに対し置鍼で緊張の抑制を行ってから、筋収縮や伸長をスムーズに行えていない部位に単刺で刺激して動きを正常に戻していきます。

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