深澤先生のブログ「Hand of a God#11」を更新しました!

2018年02月05日(月)

いよいよ日本プロ野球のシーズンが始まりました。昨年、良い結果を残せたチームはさらに上を目指して!悪い結果に終わってしまったチームは巻き返しを誓って!春季キャンプに臨んでいることでしょう。

私自身チームとしてではなく、選手個々との接点の中で外部から選手を通して所属チームのお役に立てられるよう活動させてもらっています。そういう部分でみれば私も昨年は非常に悔しい思いをした一年でした。

だからこそ、今年は外部からの巻き返しに心を燃やしています!ということで、ようやく本題に進みます・・・昨年のシーズン終了後から2月1日キャンプ開始までの間を「オフシーズン」として捉えていますが、このオフシーズンこそ選手にとって新シーズンで活躍するために必要な準備期間としてとても重要な時期であり位置づけになっています。

前シーズン中に疲労した肉体や心、機能的に障害を起こしてしまった部位・・・等々に何故このような状態になっているのか?の分析から、現在どのようなメンテナンスが必要で新シーズンに同じ失敗を起こさないようにするためには、何をするべきか?に取り組む時期です。

野球選手の場合「投げる」「打つ」「走る」が主なところで、もう少し細かくみると「捻る」「飛ぶ」「捕る」「滑る」「急に動く・止まる」という動作が多いスポーツです。そう考えると「下肢」「腰部」「背部」「肩・肘」に最も負担が多いということがイメージできます。

私の場合(基本的には選手とのミーティングで状況や要望を聞き入れることが前提ですが)このようなことを踏まえてオフシーズン初期には、下肢や腰部を中心にしたメンテナンス・トリートメントから始めるようにしています。簡単に言うと、下半身を中心とした疲労の除去を目的としてマッサージや鍼灸治療を行います。

刺激としては、回復や抑制を軸にするので中等度の刺激で求心的な施術となり、鍼治療では置鍼して神経の興奮を抑え血液循環の向上を目指します。もしアキレス腱などの疲労が出ている場合などでは、温灸で循環の向上が回復促進につながるので灸治療も行います。

通常のマッサージ治療では「体循環の向上」がテーマであり、疲労回復だけでなく障害の出ている部位の治癒にも大いに役立ちます。最近、「刺激の強いマッサージは回復させるどころか筋繊維を痛めつけて、筋肉自体も固くなる」というようなことを言う人がいるようですが、私はそうは思いません。あまりにも強すぎる刺激は確かに良くないと思いますが、必要な刺激で筋肉を動かして血流の改善を図ることは回復や治癒につながります。まあ要は技術が確かであれば、結果は出るということです。

このような施術を行ってから、鍼灸治療を並行して行います。先述したように、マッサージ治療は血流量の増加により疲労した(またはケガをした)部位の筋肉の回復に必要な栄養素や酸素を送り込んでくれますが、筋・腱の異常な緊張により関節の可動域制限が出ている場合は、その問題となっている部位に対して直接的な刺激を鍼灸治療で行った方が効果的かと思います。

特に鍼治療は、炎症の有無に関係なく狙いたい部位に対してピンポイントでアプローチできるという利点がありますから、スポーツの現場では良く使われます。私も実際に肩関節の可動域改善や股関節の可動域改善を鍼治療によって対処してきました。マッサージやストレッチよりもリスクが少なく効果が出せることを実感しています。

また灸治療は、腱・靭帯のような血管の通っていない繊維に対して温熱を加え、二次的に治癒効果を期待できる方法として優れていると思います。これも先述したようにアキレス腱の障害や腱鞘炎などに対して非常に有効な手段です。

これら、それぞれの特徴や効果・効能を考え必要な部位に必要な刺激を入れて改善を図る「東洋医学」は、本当に優秀な施術方法があるものなのだと改めて感じます。こうしたアプローチが、スポーツ選手たちのその後に役立つということ、成長に一役買っているということ、とても素晴らしいことでありうれしいことだと思いませんか。

私はこんな「東洋医学」を使って仕事ができることを誇りに思います。そして私の行った施術が選手の成績や結果に関りを持っているということが楽しくて仕方ありません。そして今年も始まるプロ野球の選手たちのバックアップができることにワクワクしています!
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